昭和二十五年愛知国体の際、
昭和天皇皇后両陛下のご宿泊所として茶室・数奇屋建築の巨匠 堀口捨己博士により設計されました。
博士の戦後初の作品で、茶室としても利用が出来るよう炉が切ってあるものの、
一般的な茶室と違い天井は明るく、障子を開け放つと
広い入側と月見台を経て周りを囲む庭の緑と一体となります。

翌昭和二十六年には、日本建築学会賞受賞。
増築でしかも数寄屋建築が選ばれるのは全く異例であったとのことです。
戦後近代化西洋化がどんどん進む中、あえてその流れに逆行する数寄屋建築であったため、
建築史上意義のある作品として知られております。

四間の床の間、桂離宮笑意軒の意匠を模した下地窓、
襖や欄間に貼られた南方渡りの古代裂など、実に特徴的でありながら静かに調和の保たれた空間です。

お部屋は全て庭に面しており、四季折々の表情をお楽しみいただけます。
大小さまざまなお部屋が12部屋あり、ご予約いただきました人数に合わせてお部屋を決めさせていただきます。