創業大正十四年。明治十年代に材木商が別荘として建てた屋敷にて旅館業を始めました。
時代に流されない姿を守りつつ、新しいおもてなしを模索しながら現在のかたちの料亭となりました。
八勝館の名は明治時代、雲照律師による禅語「八勝道」から由来し、
又別説には、ここが名古屋東部八事の丘陵地であり、
八方に山々が眺められた景勝の地であったためとも伝えられています。

十二ほどある部屋はそれぞれ趣が異なり、
なかでも茶室・数寄屋建築の巨匠、堀口捨己博士の設計「御幸の間」は、
昭和二十五年に名古屋で国体が開催された折、昭和天皇皇后両陛下のご宿泊所として建てました座敷です。
どの部屋も四千坪の庭園に面しており、春を告げる彼岸桜、夏の万緑、秋の紅葉、冬の閑林と、
四季折々の表情をご覧いただけます。

また、北大路魯山人ゆかりの料亭としても知られ、
数多くの作品や逸話が残っております。
伊勢・三河湾の海の幸や木曽養老鈴鹿の山の幸、木曽三川の川の恵みなど
なるべく地元の食材や地元産の器を用いて、おもてなし出来ればと心がけております。

私たちの大切なこころのふるさと日本の伝統を守り、
人と人との絆の大切さを未来に伝え続けたいと思っております。